成年後見制度とは?
(ご本人・家族・地域のみなさまへ)

自分ひとりでは わからない!? 自分ひとりでは わからない!?

そんな時でも 安心して
くらせるために。

知的障害・精神障害・認知症などによって
ひとりで決めることに不安や心配のある人が
いろいろな契約や手続をする際に
お手伝いする制度です。

認知症、知的障害、精神障害などの理由でひとりで決めることが心配な方々は、財産管理(不動産や預貯金などの管理、遺産分割協議などの相続手続など)や身上保護(介護・福祉サービスの利用契約や施設入所・入院の契約締結、履行状況の確認など)などの法律行為をひとりで行うのがむずかしい場合があります。
また、自分に不利益な契約であることがよくわからないままに契約を結んでしまい、悪質商法の被害にあうおそれもあります。
このようなひとりで決めることに不安のある方々を法的に保護し、支援するのが成年後見制度です。

成年後見制度を使ったケースを
見てみましょう

ケース1

成年後見制度を使う前

最近、使うことのない高額な品物を
買ったり、キャッシュカードの
暗証番号を忘れたりして
手続ができなくなってきた。

成年後見制度を使うと

成年後見人等が私の代わりに、
銀行で手続をしてくれた。
これからの生活は成年後見人等が
私と一緒に考えて
サポートしてくれるので安心だ。

ケース2

成年後見制度を使う前

知的障害があり家にあったことを忘れて、同じものを買ってしまうことが増えた。
一人暮らしではなく、施設等に入所した方がよいのか、自分では判断できない。

成年後見制度を使うと

成年後見人等が相談にのってくれた。
そして私のできること、苦手なことを
一緒に整理して、サポートを受けながら、
今までどおり自分の家で
生活を続けることとなった。

ケース3

成年後見制度を使う前

悪質業者からの電話があり、
だまされそうになった。
最近、物忘れも増えてきたので、
今後だまされないか心配だ。

成年後見制度を使うと

たとえ間違えて契約してしまっても、
成年後見人等がその契約を
取り消してくれる。

ケース4

成年後見制度を使う前

将来、自分が認知症になったときには
誰が支えてくれるのか不安だ。

成年後見制度を使うと

子が任意後見人になってくれた。
息子が法的な立場においても
私をサポートしてくれる
ことになったので心強い。

今必要な方にもこれからの方
にもそれぞれにあった
制度があります。

この先あれこれ決められなくなる前に自分らしい生き方を自ら決める 任意後見制度

あらかじめご本人自らが選んだ人(任意後見人)に、ひとりで決めることが心配になったときに代わりにしてもらいたいことを契約(任意後見契約)で決めておく制度です。

障害や加齢によりひとりで決めることが心配な人のその人らしい生き方を安心を支える 法定後見制度
  • 補助類型
    重要な手続・契約の中で、ひとりで決めることに心配がある方
  • 保佐類型
    重要な手続・契約などを、ひとりで決めることが心配な方
  • 後見類型
    多くの手続・契約などを、ひとりで決めることがむずかしい方

家庭裁判所によって、成年後見人等が選ばれる(選任される)制度です。不安や心配の程度に応じて上記3つの類型が用意されています。

手続・申請は「任意後見制度」
「法定後見制度」で異なります。
詳しくは、下記の流れを
ご確認ください。

成年後見制度の申立における診断書と
本人情報シートについて

診断書

成年後見制度を開始する申立では、「自分の行為の結果について合理的に判断する能力(事理弁識能力)」について裁判官が判断をする資料として、所定の診断書が活用されています。
診断書作成の手引には、成年後見制度の概要の説明や、各書式についての記載ガイドライン、複数の記載例が掲載されています。

成年後見制度における診断書等作成の手引(裁判所ウェブサイト)

本人情報シート

成年後見制度における診断書作成においては、ご本人の家庭的・社会的状況等を医師に的確に伝えた上で医師が医学的判断を表現することができるよう、「本人情報シート」が導入されています。
本人情報シートは、ソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士等)としてご本人の身近なところで職務上の立場から支援している方(介護支援専門、相談支援専門員、病院・施設の相談員、市町村が設置する地域包括支援センターや、社会福祉協議会等が運営する権利擁護支援センターの職員等)によって作成することが想定されているものです。
本人情報シート作成の手引には、本人情報シートの位置づけや活用場面、書式、記載ガイドライン、複数の記載例が掲載されています。

成年後見制度における本人情報シート作成の手引(裁判所ウェブサイト)

法定後見制度における
成年後見人等の選任

成年後見人等は、ご本人のためにどのような保護・支援が必要かなどの事情に応じて、家庭裁判所が選任することになります。
ご本人の親族以外にも、法律・福祉の専門家その他の第三者や、福祉関係の公益法人その他の法人が選ばれる場合があります。
成年後見人等を複数選ぶことも可能です。
また、成年後見人等を監督する成年後見監督人等が選ばれることもあります。

成年後見人等の選任と役割について 法定後見制度における成年後見人等の選任について

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